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「Eric Sink on the Business of Software -革新的ソフトウェア企業の作り方-」を読んだ

Eric Sink on the Business of Software 革新的ソフトウェア企業の作り方
Eric Sink on the Business of Software 革新的ソフトウェア企業の作り方 青木 靖      

翔泳社 2008-09-11
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この本を読むきっかけになったのは、下記のブログでマイクロISVというキーワードにびびっときたから。
小野和俊のブログ:「小さなソフトウェアベンダーという選択肢」
本書では、マイクロISV(Independent Software Vendor)と小さなISVが明確に区別されている。

■小さなISV
 ・ソフトウェア製品を持つ
 ・ISVの大きくないもの
   →自己資金の私企業、社員数は100名以下が念頭に置かれているが、相対的な基準で、絶対の基準とはされていない
 ・大企業化を志向せず小さいままでいる傾向がある。大きくなるにしても成長はゆっくり 

■マイクロISV
 ・1人でやっているソフトウェア製品会社 

全体を読んでみると、僕が期待していたほどマイクロISVの記述がなかったなという印象。印象だと全体の2割もなかったように思う(ただ、小さなISVにとって必要なこととマイクロISVに必要なことに重複があるので、全く関係ないわけではない)。なので、マイクロISVという考えだけに興味のある人は、本屋さんでマイクロISVという言葉が入っている章だけ立ち読みするのがお勧め。

1つ前のエントリーの中でも、個人・小さな企業に可能性が開かれてくるという話題を書いたけど、色々な要素があいまって、その傾向が進んでくると思う。だから、マイクロISVも今後たくさん生まれてくるだろう。最近だと、1人で作ったネットサービスがヒットして、会社を立ち上げる例がいくつかあったけど、そういう会社にはぜひ成功例になって欲しい。

例えば、これとか。(※厳密にはソフトウェアベンダーじゃないけど、WEBサービスもソフトウェアということで)
「つぶすわけにはいかない」――こくばん.inを会社化した理由(ITMedia) 

マイクロISV以外にも、ISVのソフトウェアを題材にしたポジショニング戦略や、ギークならではの気をつけるべき点、著者の失敗談なと読んでて面白かった。小さなISVやマイクロISVに興味のある人は読んでおいて損はない本だと思う。

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